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カテゴリ:治療薬情報( 40 )

同じ釜の飯

1月31日は講演会で話をしてきました。
今年に入り、二回目の講演で、ランニングばかりしているわけではありません。
と言いつつも講演会へ行く前に10kmランニングしてから行ったのですが・・・(^_^;)

僕が一部でうつ病と痛みに関する話をしました。
二部が帝京大学の張賢徳教授のご講演でした。

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張教授は自殺問題での第一人者として精神医学界では著名な先生ですが、僕が中学の3年間通っていた塾の後輩だったとは・・・
張教授とは3学年違うので、一緒に在籍した期間はなかったのですが、講演会前の控え室では塾の時代の話で盛り上がりました。
やっぱり同じ釜の飯を食った仲という感じでしょうか?

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持参した御著書にもサインをしていただきました。
『悩む門にも福来たる』
とても良い言葉ですよね。
僕も常に希望を持って診療に当たりたいと思ってます。

講演会では双極性うつの治療などについて、臨床現場に直結する実践的なお話を判りやすくご講演いただけ、とても勉強になりました。
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by k_m_c | 2013-02-03 20:35 | 治療薬情報

一念発起

長年勤務していた大学を辞して、開業して5年が経ちました。
6月からは大阪精神診療所協会の理事や学術委員会などもさせていただくことになりました。
そこで学術的にもさらに頑張っていこうと、6年ぶりに日本臨床精神神経薬理学会へ演題を先ほど提出しました。
「抗精神病薬の処方用量が慢性統合失調症の社会機能へ与える影響について」というタイトルで、結語から言いますと、「良好な社会機能を維持するためには、抗精神病薬の適切な用量と単剤治療を心がける必要があること」です。
実は論文としても「はじめに」、「方法」、「結果」、「図表」などは書き上げていたのですが、なかなか「考察」が進まずでした(>_<)
今回学会発表もして、論文も提出できれば・・・と思ってます。
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by k_m_c | 2012-07-08 08:33 | 治療薬情報

Ariprazole(エビリファイ)のお話

c0105280_4563382.png

8月の大阪精神科診療所協会学術研究会で話をしたAripiprazole(エビリファイ)についてのスライドレジュメをアップしました。
少しでもご参考になればと思います。
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by k_m_c | 2011-09-13 04:56 | 治療薬情報

レクサプロ(escitalopram)講演会まとめ

昨日は夕方から22日(月)より処方可能となる新規抗うつ薬のエスシタロプラム(商品名:レクサプロ)の講演会を聴きに行ってきました。

慶応大学医学部精神・神経科学教室の渡邊衡一郎先生、日本医科大学千葉北総病院メンタルヘルス科の木村真人先生のご講演でした。
概ね臨床精神薬理8月号の特集と概ね同様の内容でしたが、両先生のご講演を簡単にまとめますと、
(いつものようにネタ帳への走り書きのまとめですが・・・、汗)

<エスシタロプラムの薬理学的機序>
・セロトニン再取り込み阻害作用の選択性が他のセロトニン再取り込み阻害薬より高い。
・セロトニントランスポーターの主要部位のみならず、アロステリック部位にも作用することで、主要部位への結合を延長し、より安定した再取り込み阻害効果(つまり脳内セロトニン濃度の上昇)が期待される。

<エスシタロプラムの長所>
・効果と忍容性(副作用の少なさ)のバランスが良い。
・開始用量の10mgで効果が期待でき、用量増量も20mgまでで使用法がシンプルで、1日1回の服薬でもあり患者さんの服薬しやすさ(アドヒアランス)にも有効。
・単剤使用でも作用機序の異なる抗うつ薬の組み合わせと同等の効果が期待でき、副作用も少ない。
・脳内移行性が高いこと。
・血中半減期も約30時間と長めであるが、さらに脳内セロトニントランスポーター占拠率半減期も約130時間と非常に長いことが、効果の高さと中断症状の少なさに繋がっていること。
・他の薬剤との相互作用の影響が少ない。

<エスシタロプラムの短所>
・心電図で若干QTc延長がある(プラセボより有意に延長しているが、いくつかの統合失調症治療薬に比べると同等ないしそれ以下)こと。特に肝障害のある患者さんでは注意。
・肝臓の代謝酵素のCYP2C19で代謝されるが、この酵素欠損者では代謝が遅延し、血中濃度が上がり、上記のQTc延長をもたらす可能性があること。

と以上のような感じでした。

個人的な意見としては、
純粋なSSRIとして有効性と忍容性のバランスが優れている薬剤として非常に期待しております。
以前ブログにも書きましたようにMANGA Studyでも効果と忍容性のバランスの良さは実証されております。
ただし、CYP2C19欠損者はcaucasian(西欧人)では3-5%と少ないのですが、asian(アジア人)では15-20%とやや多いので我が国での使用の際には心電図検査などを慎重に行っていくことも必要ではないかとも考えております。
(CPY2C19のタイピング検査やエスシタロプラムの血中濃度測定は保険診療ではできません)
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by k_m_c | 2011-08-21 23:08 | 治療薬情報

やっと復調しました!

先週はずっと咽頭痛と咳、週の後半からは発熱でかなりしんどい状態でした。
特に先週の金曜、土曜の患者様には大変ご迷惑をおかけしました。
今週より通常通りの診療ができるようになりました。

今日は診療終了後、夕方から統合失調症に関する講演会を聴きに行ってきました。
一つ目の講演は国立精神・神経医療研究センターの中込先生で、「潜在化しやすい副作用の把握と解決のための新たな取組み -自記式チェックシート全国集計結果-」の演題でお話されました。
統合失調症の再発の最大要因はやはり薬がキチンと飲めないことです。
我々主治医も患者さんの服薬率を甘く見てしまっている傾向があります。
服薬ができない要因も様々ですが、薬の副作用も大きな要因です。
ただなかなか患者さんからうまく主治医に伝えられないことも多いです。
それを「自記式チェックシート」というツールを用いることで、副作用について主治医に相談しやすくし、より前向きに治療に取り組むことで、再発を減らすことができるのではないかということです。
約一年前から当院でもこのチェックシートを待合に置いてます。
多くの患者さんからなかなか口に出せなかった副作用などを聞き出すきっかけができたのは良かったと実感しています。

二つ目の講演は藤田保健衛生大学医学部精神神経科の岩田教授で、「患者満足度の意義とこれからの統合失調症薬物治療 -抗精神病薬の切り替えによる服薬満足度調査-」の演題でお話しされました。
現実的に統合失調症薬物治療の継続はなかなか難しいことをレセプトデータで示されましたが、その中でもエビリファイが一番継続率が高かったようで、私の臨床経験データと一致していました。
さらにを用いて、他の抗精神病薬からエビリファイへの切り替え後にPOM(Preference of Medicine:薬剤の嗜好)が週を追うごとに上がっていること、12週間後には70%以上が軽度以上の改善を示したことなどの興味深いデータを示されておりました。
POMについては「next challenge pom」で検索してみて下さい。
またNext Challengeには患者さんやご家族の方にも読んでいただきたい情報が多くありますので、是非ともご参照下さい。(上記のチェックシートもこのサイトにあります。)
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by k_m_c | 2011-07-16 23:53 | 治療薬情報

ラミクタールの効能効果追加承認

抗てんかん薬のラモトリギン(商品名:ラミクタール)の「双極性障害における気分エピソードの再発・再燃抑制」の効能・効果追加が厚生労働省の薬食審医薬品第一部会にて承認了承されたようです。
私自身は既にてんかんの患者さんにはラミクタールを30例の処方経験があります。
優れた抗てんかん作用に加え、眠気やふらつきなども少なく、良い薬剤と感じますが、さらにてんかん患者さんの気分安定効果も実感しております。
抗うつ薬が使いにくい、あるいは効果を示しにくい双極性障害のうつに効果を期待したいところですね。
あとこれまでの気分安定剤として使用されてきたリチウム(商品名:リーマス)やバルプロ酸(商品名:デパケン、セレニカなど)は催奇形性の問題も大きいため、そのリスクが少ないラモトリギンは妊娠を希望される女性への使用も期待されるのではないかと思います。
唯一注意すべきところとしては、薬疹、特に重症の薬疹(Stevens-Johnson症候群、中毒性表皮壊死症など)をまれに起こしうることがありますので、慎重な増量を要求されます。特にバルプロ酸との併用でそのリスクが高くなると報告されています。

またバルプロ酸との併用あるいはバルプロ酸からの切り替えの場合にはラモトリギンの半減期延長による血中濃度上昇に注意し、少量からの投与が必要となります。
(てんかんにおけるラミクタールの用法・用量の詳細についてはグラクソ・スミスクライン社のラミクタールインフォメーションというサイトをご参照下さい)
バルプロ酸を服用されているてんかん患者さんの場合はラモトリギンを上乗せ(併用)となるのですが、バルプロ酸を服用されている双極性障害の場合は基本的にはラモトリギンへの切り替えとなると思いますのでもう少しそのあたりをいろいろと勉強してみます。

てんかんの場合のバルプロ酸からラモトリギンへの置き換えについては下記文献が参考になると思います。
1.臨床精神薬理 14:623-624、2011
2.Epilepsy Behav. 6:63-70、2005
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by k_m_c | 2011-06-02 09:25 | 治療薬情報

レクサプロ(一般名:エスシタロプラム)承認

厚生労働省は4月22日に新規抗うつ薬としてレクサプロ(一般名:エスシタロプラム)を承認したと発表しました。
我が国の抗うつ薬としては4番目のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の一つであり、以前紹介したMANGA Studyでは効果と忍容性に優れたプロフィールを持つことを示されておりました。(escitalopramと書かれたところです)
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まだ発売前ですが実際にはどうなのか興味あるところです。
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by k_m_c | 2011-04-26 17:38 | 治療薬情報

よくわかる抗うつ薬

少し前まではこのフリップでよく説明していました。
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フリップでもわかりやすいと好評でしたが、さらに最近ではPowerPointのアニメーションで説明しております。
最近ちょこちょこあるパターンとしてSNRI(セロトニン-ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)のサインバルタで効果が不十分な患者さんにNaSSA(ノルアドレナリン作動性-選択的セロトニン作動性抗うつ薬)のレメロンを追加する際の説明です。
この動画ではナレーションは入ってませんが、診察では説明を加えながら、見ていただいております。
SNRIやSSRIなどの再取り込み阻害薬は「風呂の栓をしっかり閉める」、NaSSAは「風呂の給水蛇口を大きく開ける」といった例えで「風呂の水をためる」(神経伝達物質を増やす)という説明などもしています。



私自身基本的には抗うつ薬は単剤で使用しております。
安易で、薬理学的に説明のつかない抗うつ薬の併用はすべきでないと考えておりますが、どうしても単剤治療で十分な効果が得られないケースでは上記のような増強療法は薬理学的にも合理的な併用療法として選択肢の一つと考えています。
海外でもベンラファキシン(我が国では未承認)のようなSNRIなどにNaSSAを上乗せすることをCalifornia Rocket Fuelと言われているのも以前ご紹介したことがありました。

現在、「よくわかる抗精神病薬(統合失調症治療薬)」のパワーポイント版の作成を構想中です。
仕上がったらアップしたいと思います。
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by k_m_c | 2011-04-07 05:45 | 治療薬情報

よくわかる抗てんかん薬

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最近は患者さんに薬を説明する時に少し前まではこのようなフリップを用いて説明していました。
しかし何か判りにくんじゃないかと思い、今回パワーポイントのアニメーションを利用して作成してみました。
一例を挙げます。




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最初はこんな感じです。















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AさんがデパケンR(VPA)を飲んでいるとします。
その作用機序はとVPAをクリックすると、作用部位のナトリウムチャンネル、カルシウムチャンネルを抑制し、GABA神経系増強に働くというのが出ます。







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でもVPAだけで十分発作が治まらない時、イーケプラ(LEV)を追加しようとします。この時にLEVをクリックするとSV2Aという部位とカルシウムチャンネルに作用するというVPAとは異なる作用機序で効果を期待するという説明ができます。


池上彰氏の本も沢山読んで研究しました(笑)
しかし、僕的には「ちょっと工夫でこのわかりやすさ-抗てんかん薬編-」という神田川俊郎氏のフレーズの方が馴染めます。
ちょっと古いですかねぇ・・・(笑)

あと抗うつ薬の作用機序も以前はフリップだったものを最近はパワーポイントのアニメーションで説明しています。
また次の機会にアップしてみます。
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by k_m_c | 2011-03-31 19:01 | 治療薬情報

新規抗てんかん薬イーケプラの使用状況

今年になってランニング/マラソンネタばかりで失礼しました。
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少し前の朝日新聞(1月13日朝刊)で新規抗てんかん薬のことが出ていましたね。










去年秋から我が国でも使用できるようになった新規抗てんかん薬イーケプラの使用状況を簡単にまとめてみます。
7名の方に処方開始しました。
2名が開始間もないため(500mg/日-1名、1000mg/日-1名)、現時点では効果判定不可。
3名の方が発作頻度の減少。(1000mg/日-1名、2000mg/日-2名)
1名の方が大きな脱力発作が消失し、僅かなミオクローヌス発作のみに減少。(1000mg/日)
1名の方が現在発作消失。(1000mg/日)
特に問題となる有害事象はなく、中止例も今のところありません。
概ね効果および忍容性とも良好と感じます。

少し前に米国在住の方より、お子様がKeppra(=日本のイーケプラ)を開始されたとうかがいました。
その後の経過は如何でしょうか?
現在は我が国での新規の抗てんかん薬は既存の薬に効果がない場合に上乗せという形でしか保険適応となっていないのですが、我が国でも早く最初から単剤で新規抗てんかん薬が使えるようになればと思います。

新規統合失調症治療薬のインヴェガも適応と考えられる患者さんに少しずつ開始しています。
今暫く経過を見たいと思っております。
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by k_m_c | 2011-02-02 07:26 | 治療薬情報