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大阪精神科診療所協会学術研究会

昨日は午後からすごい豪雨でしたね。
夜からは所属させていただいている大阪精神科診療所協会の学術研究会で帝京大学医学部メンタルヘルス科教授池渕恵美先生の「外来医療の中でリカバリーを目指す」というご講演の前座にて拙い話を少しさせていただきました。
演題は「当院でのAripiprazole使用状況についての経験 ~特に治療有効性と継続率の観点から~」でした。

エビリファイ(一般名:Aripiprazole)はドパミンシステムスタビライザー(あるいはドパミンパーシャルアゴニスト(部分作動薬))として「ドパミンを遮断しすぎない」というところが他の多くのドパミンアンタゴニスト(拮抗薬)と異なり、一般的には過鎮静、薬剤性陰性症状、錐体外路症状、高プロラクチン血症などを引き起こしにくいという長所があると思います。
ただし切り換え時に症状が悪化したりすることがやや多かったり、不穏や興奮の強い患者さんには難しいのでは?という意見も多かったのも事実です。
実際に私も2006年6月にエビリファイが発売され、約一年半は私も試行錯誤した時期がありました。
その経験や文献をあれこれと読んで勉強もして、何とか今はそれなりに(?)使えるようにはなったように感じています。
講演の内容をごく一部アップしてみます。

大阪精神科診療所協会学術研究会_c0105280_9215418.png

このスライドに示しましたようにエビリファイは半減期が非常に長いのが特徴です。
薬剤が定常状態(血中濃度の安定した状態)となるのに「半減期の4~5倍」とされます。
ということは「62X5÷24=12.9」となり、約二週間かかるわけです。
添付文書にも「アリピプラゾールの血漿中濃度は投与14日までに定常状態に到達し、」と書かれており、言い換えますと「定常状態には14日ぐらいかかる」ということです。
これを我々が十分に理解した上で処方し、患者さんにも十分に説明する必要があると思います。

で、処方のコツをまとめてみました。
他院で治療を受けておられる患者さんにも参考にしていただければと思います。
大阪精神科診療所協会学術研究会_c0105280_9231127.png


メインの池渕教授の講演も非常に参考になりました。
多くの示唆的なお言葉をいただきましたが、特に心に残ったものを書いてみます。
・タイムリーな支援
・希望と生活目標
・長い目での関わり


以前、中井久夫先生の「希望を処方」という言葉も書きましたが、どんな時も「希望を処方」できるようにしたいものです。

これらを肝に銘じて、引き続き統合失調症治療を長く続けていこうと思います。
by k_m_c | 2011-08-28 09:30 | 地域医療