精神科における最新の治療薬情報や僕の独り言を書いてます・・・
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ロンドンオリンピック男子マラソン
昨日は大阪精神科診療所協会の学術研究会で、前座講演として抗うつ薬の話を少ししてきました。
それはさておき、特別講演の藤田保健衛生大学医学部精神神経科学講座 教授 岩田仲生先生の『精神疾患の捉え方と治療戦略 -遺伝環境相互作用から考える-』の演題でのご講演はなかなか良かったです。
岩田教授には遺伝学のイロハから始まり、全ゲノム研究関連研究の現状として、カルバマゼピンの副作用であるStevens-Johnson症候群の日本人におけるHLA-A*3101との関連が見つかり、添付文書にも記載された話をされ、さらに「NOTCH4」という遺伝子の一塩基多型(SNP)によって統合失調症発症リスクが1.15倍と僅かだが高くなるという岩田教授らのグループによる最新の研究結果を解説されました。
しかし発症や病態生理を理解するには遺伝だけではなく、環境要因の影響を考えることが必要であり、今後「遺伝環境解析」が必要で、様々な環境におけるコホート研究を進めていくことの重要性を判りやすく解説されました。
最後には遺伝子の多様性が人種や疾患を人間に生じさせ、それが差別の対象になっており、人のつくる社会性が人の多様性と折り合いがつかない状況ができているとの現在の疾患や遺伝による偏見や差別などの問題についても言及され、「bio(生物学的)-psycho(心理的)-social(社会的)-ethical(倫理的)」とあらゆる面からも勉強になりました。
話はマラソンに変わりますが、今夜のオリンピックのフィナーレを飾る男子マラソンはケニア、エチオピア勢が優位であることは揺るぎないと思います。
昨日の岩田教授のご講演にあった遺伝環境相互作用という観点から見ますと、ここ数年のアフリカ勢の活躍はやっぱり持って生まれた遺伝子に、マラソンでビッグサクセスを得られるという環境が重なった結果と言えるかもしれません。
でも、個人的にはやっぱり日本代表には頑張ってほしいですね!
特に、藤原新選手には期待してます。
東京マラソンの時のように、序盤はペース維持し、じっくりと勝機をうかがって欲しいと思います!
あとは期待するのは白人最速の米国のライアン・ホール選手ですね。
前回の北京オリンピックでは実力発揮できませんでしたが、彼はいつも序盤から積極的なレース運びをします。
さて、19時の号砲が楽しみです!
それはさておき、特別講演の藤田保健衛生大学医学部精神神経科学講座 教授 岩田仲生先生の『精神疾患の捉え方と治療戦略 -遺伝環境相互作用から考える-』の演題でのご講演はなかなか良かったです。
岩田教授には遺伝学のイロハから始まり、全ゲノム研究関連研究の現状として、カルバマゼピンの副作用であるStevens-Johnson症候群の日本人におけるHLA-A*3101との関連が見つかり、添付文書にも記載された話をされ、さらに「NOTCH4」という遺伝子の一塩基多型(SNP)によって統合失調症発症リスクが1.15倍と僅かだが高くなるという岩田教授らのグループによる最新の研究結果を解説されました。
しかし発症や病態生理を理解するには遺伝だけではなく、環境要因の影響を考えることが必要であり、今後「遺伝環境解析」が必要で、様々な環境におけるコホート研究を進めていくことの重要性を判りやすく解説されました。
最後には遺伝子の多様性が人種や疾患を人間に生じさせ、それが差別の対象になっており、人のつくる社会性が人の多様性と折り合いがつかない状況ができているとの現在の疾患や遺伝による偏見や差別などの問題についても言及され、「bio(生物学的)-psycho(心理的)-social(社会的)-ethical(倫理的)」とあらゆる面からも勉強になりました。
話はマラソンに変わりますが、今夜のオリンピックのフィナーレを飾る男子マラソンはケニア、エチオピア勢が優位であることは揺るぎないと思います。
昨日の岩田教授のご講演にあった遺伝環境相互作用という観点から見ますと、ここ数年のアフリカ勢の活躍はやっぱり持って生まれた遺伝子に、マラソンでビッグサクセスを得られるという環境が重なった結果と言えるかもしれません。
でも、個人的にはやっぱり日本代表には頑張ってほしいですね!
特に、藤原新選手には期待してます。
東京マラソンの時のように、序盤はペース維持し、じっくりと勝機をうかがって欲しいと思います!
あとは期待するのは白人最速の米国のライアン・ホール選手ですね。
前回の北京オリンピックでは実力発揮できませんでしたが、彼はいつも序盤から積極的なレース運びをします。
さて、19時の号砲が楽しみです!
by k_m_c
| 2012-08-12 17:42
| 独り言