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神戸講演会 -その2-

おはようございます。
梅雨はどうなってしまったのでしょうか?って感じですね。
遅くなりましたが先日の講演会の内容紹介の続きをアップしてみたいと思います。
『千葉大精神科統合失調症治療手順2007年度版について-アルゴリズムはユーザーとユーザーを支える人たちの役に立つのだろうか?- 渡邉博幸先生(千葉大)』の解説です。
(*講演を聴きながらのスライドメモなので、多少写し間違いなどがありうることをご了承下さい)





 各種精神疾患(統合失調症、うつ病、躁うつ病など)の治療におけるアルゴリズムやガイドラインといった『治療手順』は海外でもいろいろと発表されています。千葉大学精神科ではこのような統合失調症の治療手順を2001年から開発し、使用し、検証を加えつつ、2年毎にアップデートされているようです。その変遷も説明していただけましたが、今回は2007年度版を提示してみたいと思います。
 2007年度版は治療の流れを示すフローチャートを基本とし、これに標的症状や副作用による薬剤選択、病期や初発/再発に適応する用量設定、切り替え方法や随伴症状に対するプロトコール、高齢者用オプションなどの『モジュール』を参考にしながら治療を進めていくというものです。
フローチャートをご覧いただければお分かりと思いますが、「新規抗精神病薬を単剤で治療すること。必要に応じて十分な用量と期間が必要であること。」が基本であり、とても重要です。
 陽性症状・陰性症状・認知症状・感情症状など広く効果を示し、使用頻度の多いと思われるリスパダール(RIS)とジプレキサ(OLZ)の治療用量について挙げてみます。初発ではRIS 1-2~3-4mg/日、OLZ 5-10~10-20mg/日、維持期ではRIS 6mg/日以下、OLZ 10~20mg/日、治療抵抗性ではRIS 12mg/日以下、OLZ 20mg/日以上です。
(追記:近年米国における一日用量はRISは減少傾向、OLZは増加傾向であると報告されており、わが国も同様の傾向と思います。またOLZは喫煙される方はやや用量が多くなる傾向があるようです。これはタバコの煙の成分物質が肝臓でのOLZの代謝を早めてしまうからです。私も実際にOLZを服用されている患者さんが禁煙された時、過鎮静が起こり、OLZを減量した経験があります。)
 モジュールについては十分な解説はできませんでしたが、基本的な薬物療法の考え方はご理解いただけると思います。ただし、このような治療手順は画一的なものではなく、治療手順を参考にし、患者さんに応じた治療を進めていく判断材料の一つに過ぎません。一番大事なのは患者さんの症状や生活の質の改善であり、治療意欲を高め、症状の再発を防ぐことと思います。
by k_m_c | 2007-06-29 08:28 | 治療薬情報