精神科における最新の治療薬情報や僕の独り言を書いてます・・・
by k_m_c
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同門会勉強会へ行ってきました
今日の診察終了後、私の出身である大阪市立大学大学院医学研究科神経精神医学教室の同門会勉強会へ行ってきました。
今年は医局からは講師の谷宗英先生と医局OBからはなんば太田クリニックの太田幹夫先生がお話されました。
谷先生は今年春に大学へ戻ってこられるまで大阪市こころの健康センターでされていた仕事の一つである、「受診拒否する患者さんをいかに入院させるのか」というテーマで話をされました。
印象に残ったこととしては、1)殆どの患者さんが統合失調症、2)全く治療を受けたことがない方が約35%(それ以外が治療中断)、であったことです。
精神科医療の敷居は低くなったと思いますが、統合失調症の患者さんがもっともっと治療を受けやすい社会にしなければならないと思います。
そして治療を受けておられる患者さんが治療中断せず、治療継続できるように私も治療者として頑張らねばと思いました。
太田先生は自殺についてのお話をされました。
わが国では毎年3万人の方が自殺されているのは皆さんもご存知と思います。
自殺企図をされる方の75%に精神障害があり、その半数がうつ病に罹患し、その3/4が未治療との統計データを出されていました。
あとはクリニックでの自殺された症例の提示もされておられました。
私も18年間の大学病院勤務では5名の患者さんの自殺を経験しましたが、クリニックを開設し一年三ヶ月で3名もの患者さんが自殺されました。
担当患者さんの自殺は本当に辛いことで、自分の力のなさをつくづく痛感します。
しかしなかなか自殺の危険性を評価し、予見するのは本当に難しいことです。
ただはっきりといえることとしては自殺された3名の患者さんは非常に大きなストレスがありました。そのストレスフルな環境を少しでも調節し、ストレスを軽減できれば自殺も回避できたのかもしれません。しかし環境調整というのは本当に難しいです。
これからも悩みながら診療していきたいと思います。
また大阪市こころの健康センターの所長が「大阪市の自殺率は政令指定都市ワーストワン」とコメントをされていました。
やっぱり大阪は住みにくいところなのでしょうか???
今年は医局からは講師の谷宗英先生と医局OBからはなんば太田クリニックの太田幹夫先生がお話されました。
谷先生は今年春に大学へ戻ってこられるまで大阪市こころの健康センターでされていた仕事の一つである、「受診拒否する患者さんをいかに入院させるのか」というテーマで話をされました。
印象に残ったこととしては、1)殆どの患者さんが統合失調症、2)全く治療を受けたことがない方が約35%(それ以外が治療中断)、であったことです。
精神科医療の敷居は低くなったと思いますが、統合失調症の患者さんがもっともっと治療を受けやすい社会にしなければならないと思います。
そして治療を受けておられる患者さんが治療中断せず、治療継続できるように私も治療者として頑張らねばと思いました。
太田先生は自殺についてのお話をされました。
わが国では毎年3万人の方が自殺されているのは皆さんもご存知と思います。
自殺企図をされる方の75%に精神障害があり、その半数がうつ病に罹患し、その3/4が未治療との統計データを出されていました。
あとはクリニックでの自殺された症例の提示もされておられました。
私も18年間の大学病院勤務では5名の患者さんの自殺を経験しましたが、クリニックを開設し一年三ヶ月で3名もの患者さんが自殺されました。
担当患者さんの自殺は本当に辛いことで、自分の力のなさをつくづく痛感します。
しかしなかなか自殺の危険性を評価し、予見するのは本当に難しいことです。
ただはっきりといえることとしては自殺された3名の患者さんは非常に大きなストレスがありました。そのストレスフルな環境を少しでも調節し、ストレスを軽減できれば自殺も回避できたのかもしれません。しかし環境調整というのは本当に難しいです。
これからも悩みながら診療していきたいと思います。
また大阪市こころの健康センターの所長が「大阪市の自殺率は政令指定都市ワーストワン」とコメントをされていました。
やっぱり大阪は住みにくいところなのでしょうか???
by k_m_c
| 2008-06-28 19:37
| 独り言