人気ブログランキング |


精神科における最新の治療薬情報や僕の独り言を書いてます・・・


by k_m_c

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

カテゴリ

全体
独り言
治療薬情報
地域医療
書籍紹介
フルマラソンSub 3への道
フルマラソンSub 3:15への道
フルマラソンSub 3:30への道
フルマラソンSub 3:45への道
フルマラソンSub 4への道
大阪・神戸・奈良マラソンへの道
その他
講演会
学会報告
未分類

以前の記事

2019年 11月
2019年 10月
2019年 03月
2018年 11月
2018年 08月
2018年 06月
2018年 02月
2017年 11月
2017年 07月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 07月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 10月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 10月
2014年 03月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 06月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月

お気に入りブログ

リンク

ライフログ

検索

タグ

(150)
(148)
(110)
(30)
(27)
(16)
(12)
(10)
(9)
(8)
(7)
(7)
(5)
(5)
(4)
(4)
(3)
(3)
(3)
(3)

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

カテゴリ:治療薬情報( 40 )

昨日の講演会

昨日は大阪市大神経精神科医局OBの開業医の先輩、後輩の少人数の集まりで「当院におけるサインバルタによる治療状況について-MANGA Studyの検証とミルタザピンとの比較-」という演題で話をしてきました。

そこで「患者さん」にMANGA Studyについて簡単に解説してみます。
MANGA Studyとは「漫画研究」ではなく(笑)、Meta-Analysis of New Generation Antidepressants Studyの略で、「新世代の抗うつ薬に関するメタアナリシス研究」となります。
メタアナリシスとは過去の複数の研究結果を統合し、統計学的手法を用いて解析するというものです。
以下に概要を示します。
(日本で発売されている薬剤はカタカナ、未発売の薬剤はアルファベットで表示)
昨日の講演会_c0105280_8461767.gif


結果は文章じゃ判りにくいですよね。
じゃ、図で・・・。
昨日の講演会_c0105280_85147100.gif


有効性は効果であり、受容性は副作用の少なさと考えて良いです。
「そうやなぁ・・・」と思えるところもあれば、「う~ん・・・」と思えるところもありますね。
ここからはあくまで「個人的意見」を述べてみます。
1.ジェイゾロフトは高評価だが、海外の使用用量は200mgまでとなっているが、我が国では100mgまでである。パニック障害などには良いが、うつ病には100mgではやや力不足では?
2.レメロン/リフレックスは確かに効く人には本当に良く効く。ただやっぱり副作用がやや多く、患者さんによっては継続しずらいことも多い。この研究は短期(8週間)であるが、長期になるともう少し受容性が下がるかも?
3.サインバルタはこの研究結果ではやや悪く見積もられている感じがします。実感としてはもっと良いように思います。MANGA Studyの詳細を調べてみますとサインバルタに関しては60mgという高用量から始められた研究が2つあったりするなどのために脱落率が多かったこと、サインバルタが含まれている研究が8つと少なかったことなど影響しているように思います。私が約半年で感じた結果としては最初の1、2週間で僅かの例で頭痛、吐き気、過鎮静などを認めましたが、初期用量の20mgから始め、増量していくことによって、初期に問題なければ継続率が高いようです。よって効果、受容性、継続性のバランス(いわゆる治療有効性[Effectiveness])が良いように思います。
たまたま一昨日某メーリングリストから某先生の発言で、「レメロン/リフレックスは当たるとホームランも多いが三振も多いタイプ。例えると昔阪神にいたカークランド(爪楊枝が懐かしい!)やブライアント(近鉄)。サインバルタは確実性が高く、時に長打を打つ阪神のマートンのようなタイプ。他のSSRIは高年俸の割に働かない某球団の外国人選手。」とあり、素晴らしい例えやなぁ・・・と思い、昨日の講演ではその3選手の写真もアップして解説しました。
昨日の講演会_c0105280_846538.gif



結局はどの薬剤も使ってみなければその患者さんに合うかどうかは判りません。
一番大事なことは抗うつ薬のそれぞれの特性(長所、短所など)を理解し、原則単剤処方しつつ患者さん一人一人に合った抗うつ薬を探していくことと考えます。
SSRI+SSRIやSSRI+SNRIのような処方は私はしません。
単剤治療でうまくいかない方などには作用機序の異なるレメロン/リフレックスの追加したり、気分安定剤(デパケン、リーマスなど)を追加したり、三環系抗うつ薬への変薬などを試みたりしています。
by k_m_c | 2010-11-28 07:26 | 治療薬情報

エビリファイ講演会

昨日は大阪市内の総合病院精神科の先生方へエビリファイの話をしてきました。
私の経験からのエビリファイ治療の長期継続率の高さと発売当初に悩んだ切り換え時に悪化などから得た切り換えのコツなどを最近話をしております。
てんかん治療もそうですが、統合失調症治療においても、効果があり、副作用が少なく、患者さんが服用し続けやすい、つまり長期有効性(Long Term Effectiveness)に優れた薬剤が良いですよね。(これはどの疾患にも言えると思いますが)
昨夜は私が前座で話をした後は菊山裕貴先生(大阪医大、新阿武山病院)が「抗精神病薬のスイッチングと鎮静の問題について」とのテーマでお話をされ、勉強させていただきました。
テレビでも放映された新阿武山病院の患者さんのフットサルチームの話なども交え、とても薬物のスイッチングの考え方などを臨床精神薬理学およびエビデンスのあるデータに基づき、判りやすくご説明していただけました。
患者さんのリカバリー(回復)には過剰な鎮静は不要です。
薬を飲んでいてもスポーツを楽しめるぐらい体が動かないと・・・って私も思いつつ診療してます。
私も大学病院勤務時は月に一度でしたが、職場の仲間らとフットサルやってましたので、またやってみたいなと思いながら映像を見てました。
by k_m_c | 2010-11-19 05:32 | 治療薬情報

イーケプラ講演会内容

昨夜行ってきた新規抗てんかん薬レベチラセタム(商品名イーケプラ)の講演会の話です。
診療終了後もいろいろと雑用をしており、後半部分からの参加でした。
まずは愛知医科大学精神科の兼本教授の「新規抗てんかん薬に期待するもの」では、
第1世代薬:フェニトイン(アレビアチン)、フェノバルビタール(フェノバール)など
第2世代薬:バルプロ酸(デパケン)、カルバマゼピン(テグレトール)など
第3世代薬:トピラマート(トピナ)、ラモトリギン(ラミクタール)、ガバペンチン(ガバペン)
第4世代薬:レベチラセタム(イーケプラ)
と分類され、
①最近では副作用面などの負担の大きい第一世代の処方率が減り、第3世代薬の処方が増えていること。
②第3世代薬の治療効果、継続率、有害事象などの特性
③第1世代~第4世代の各薬剤の治療効果と忍容性などについて
などを判りやすく説明していただきました。

次のZaccara先生(Palagi病院、イタリア)の「てんかんにおける治療目標の達成-レベチラセタムについて-」では
①薬剤特性として、他の薬剤との相互作用がほとんどないこと(特に併用療法の際に重要)、半減期が短いこと(定常状態に入りやすい、反面有効濃度からも外れやすいが)、治療有効量に早く到達できる(500mg/日で開始し、次のステップで有効量の1000mg/日へ増量できる)
②効果、忍容性(副作用の少なさ)、継続性にバランス良く優れているため長期治療の有効性(effectiveness)が高い
③妊娠時の催奇形性のリスクについてはまだ時期尚早であるが、安全であり危険ではないと考える。
などを話されておりました。

SV2Aを介するという既存の抗てんかん薬にないユニークな作用機序があること、長期治療の有効性(Long Term Effectiveness)に優れているとのデータが多く出ていることは非常に良いと思います。
国内および海外の文献も数多く読みましたし、本講演会を聞いてレベチラセタム(商品名:イーケプラ)についても大分理解を深めることができました。
適応となると思われる患者さんにボチボチとお勧めしていこうと思います。
by k_m_c | 2010-11-14 12:04 | 治療薬情報

講演会

今日は診療終了後、京都へ行き、小さいグループでの講演会で統合失調症治療薬であるエビリファイについて話をしてきました。自分より先輩にあたる先生方ばかりでかなり緊張しました(^_^;)
しかし活発なディスカッションができ、先輩方の豊富な経験に基づいた意見はとても勉強になりました。今から帰宅ですがめっちゃお腹空きました(^_^;)
by k_m_c | 2010-11-06 20:33 | 治療薬情報

新薬および適応拡大の承認

10月1日、厚生労働省の薬食審・薬事分科会において以前紹介したインヴェガが承認されたようです。
あと統合失調症治療薬のジプレキサの「双極性障害における躁症状の改善」、帯状疱疹後神経痛治療薬のリリカの「末梢性神経障害性疼痛」の適応拡大が承認されたようです。
by k_m_c | 2010-10-04 20:59 | 治療薬情報

新規統合失調症治療薬Invega(インヴェガ)(一般名:パリペリドン)の情報

昨日の厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会においてパリペリドンの承認を了承されたようです。
今年の年末あたりから使用できるようになるのでしょうか?
パリペリドンはリスパダール(一般名:リスペリドン)の活性代謝産物(9-hydroxy risperidone)です。
1日1回投与タイプの徐放性剤です。これは消化管内の水が薬剤に浸入することで、薬物を徐々に放出する浸透圧を利用したシステムであり、生体内での半減期が短い薬物の成果を持続させ、食事の影響を受けにくいことが特徴だそうです。
患者さんの服薬アドヒアランスを考えるとやはり1日1回投与ということはとても良いと思います。

またパリペリドンの注射製剤(Invega® Sustenna)は既に海外では承認されています。これは4週間に一度の注射製剤であり、二週間に一度のリスパダールコンスタより患者さんによっては使用しやすくなることも期待されます。こちらの申請準備も進むことを期待しています。
by k_m_c | 2010-08-27 19:29 | 治療薬情報

新規抗てんかん薬イーケプラ(一般名:レベチラセタム)の情報

6月3日の厚生労働省の薬食審医薬品第一部会において、イーケプラ錠(一般名:レベチラセタム)の承認を了承されたようです。
適応としては、「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められていないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作含む)に対し、他のてんかん治療薬と併用する。」となります。
このままでいけば今年の秋頃から使用可能となるのではないかと思われます。

そこで宮崎大学の植田勇人先生のレビュー(最新精神医学14巻4号355-359、2009年)より引用させていただき、簡単にイーケプラの特徴などを紹介してみます。
①作用機序:これまでの抗てんかん薬の主要な作用点であるNa+(ナトリウムイオン)チャンネル、T型Ca2+(カルシウムイオン)チャンネルには影響せず、シナプス小胞たんぱく質SV2Aを解して効果を発揮するとされる。
②薬物動態:肝臓において代謝されず、多くは未変化体で尿中に排泄される。他の併用薬剤の影響を受けないことから、併用療法をしていく上で使いやすい。
③有効性:開始用量(1000mg/日)から発作頻度が有意に減少し、効果を示し、難治性の部分てんかん患者に対する併用療法により、多くの発作消失例を認めたことが、てんかん治療の新たな選択肢として期待できる
④副作用:傾眠、無力症、浮動性めまいなどを多く認めたが、これまでのてんかん薬で見られたStevens-Johnson症候群、中毒性表皮壊死症など)はこれまで実施されたスタディでは報告されていない。抗てんかん薬にみられることのある認知機能低下がなく、高齢者や乳幼児、小児に対しても使いやすい薬剤と考えられる。
⑤海外での位置づけ:欧米においては成人てんかん患者の部分発作に対する併用療法においては標準的な治療薬とされている。
by k_m_c | 2010-06-04 08:57 | 治療薬情報

サインバルタ

来週月曜より処方が可能となる新規抗うつ薬のサインバルタ(一般名;デュロキセチン)について少し書いてみます。

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類され、その再取り込み阻害が強く、バランスがとれているという薬理学的プロフィールを有する薬剤です。(引用;臨床精神薬理 13:435-462、2010)
さらに動物実験においては前頭葉皮質において細胞外のセロトニン、ノルアドレナリンのみならずドーパミンも増加させることが示されております。前頭葉皮質ではドーパミントランスポーターが少なく、ノルアドレナリントランスポーターを介して、交叉性に取り込まれることが知られており、これがドーパミンの再取り込みを阻害すると考えられています。ドーパミンは認知、情動、欲動などと関係しており、うつ病治療にも大きく関わっていると考えます。(引用:臨床精神薬理 13:435-462、2010および臨床精神薬理 13:463-475、2010)

昨夜は診療終了後にサインバルタに関する講演会へ出席してきました。
Glenda MacQueen先生(カルガリー大学)のお話の要点を記してみますと、
・低用量からでもバランスの取れたSNRIである。(ベンラファキシン(日本では未承認)は150mg以上の高用量でないとSNRIの作用を示さない。三環系抗うつ薬は副作用による忍容性の問題がある。)
・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と同様の不安改善効果。
・痛みやうつの身体症状などへの効果がある。(海外では線維筋痛症への適応あり。)
・SSRIよりも抗うつ効果が強い。特に重症のうつほどSSRIとの差が大きい。
・一番出やすい副作用は吐き気(軽度23%、中等度13%、重度2%)である。しかし1週間ぐらいで改善していくことが多く、2/3ほど(62%)は吐気は認められなかった。何かを食べてから服用することで対処しやすくなる。

以上のような感じですが、新しい治療選択肢が増えることは良いと思います。
引き続き精進していきたいと思います。
by k_m_c | 2010-04-15 06:11 | 治療薬情報

エビリファイ内用液

今夜は自分の話だけでなく、もう一名の先生のお話を聴きました。エビリファイ内用液の話はとても勉強になりました。
by k_m_c | 2010-03-11 22:26 | 治療薬情報

漢方薬

こんばんは。
漢方薬を保険から外す動きが行政刷新会議でなされているようです。
僕個人としては漢方薬は便秘薬程度しか処方しないのですが、何だか納得できない動きと思います。

「漢方を健康保険で使えるように署名のお願い」というサイトがあります。
署名はこちらのホームページ(http://kampo.umin.jp/)より電子署名ができます。
また、携帯からはこちらのアドレス(http://bit.ly/kshomei/)でアクセスが可能です。

賛同いただける方は宜しくお願いいたします。
by k_m_c | 2009-11-27 22:52 | 治療薬情報